高級車と言われて思い浮かべる車は何でしょうか？少し車に詳しい方なら、レクサスLFAや日産GT-Rが出てくるかもしれません。日本にはさまざまな高級車が販売されているため、知っている範囲で高級な車以上に高級な車が隠れている可能性も。
そこで本記事では日本で最も高い車をまとめました。高級車について知 出典 : 日産公式サイトりたい方や、持っている知識の答え合わせをしたい方はぜひ読み進めてみてくださいね。
1.日産GT-R 50 byイタルデザイン
4ドアセダンのGT-Rが追加されたのは、1969年のことで、元々は3代目スカイラインレース参戦を念頭に開発されました。それ以来長い空白期間がありましたが、初めて販売されてから50年の記念に開発されたのが日産GT-R 50 byイタルデザイン。50台限定車で、日本円にして約1億1979万円です。
日産GT-R 50 byイタルデザインのプロトタイプがお披露目されたのは、イギリスで毎年行われるイベント｢グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード｣でのことで、2018年7月になります。名前にもある通り、イタリアの名デザイナージョルジェット･ジウジアーロ氏が設立した「イタルデザイン」が開発を手掛けました。
外観はさることながら、内装はGT-Rの雰囲気を残しながら全くの別物に昇華。さらに、内外装のカラーは50台限定車ということで、自分の好きなようにいくらでも変更できるというから驚きです。さすが1億1979万円の高級車。
2.レクサス LFA
レクサス LFAはレクサスが本気で開発したスーパーカーです。2010年～2012年の1年間のみ、世界で限定500台販売され、国内に割り当てられたのは200台とのこと。特徴的なのは、全ての組み立てが手作業なところでしょう。そのため、一日1台しか生産できません。
そんなレクサス LFAの販売価格は3,750万円。フェラーリやランボルギーニも驚く価格ですが、抽選販売になるほどの人気を博し、中古市場では販売価格を大幅に上回るプレミア価格として取引されることもあるようです。
もちろん価格に恥じない性能を誇っており、専用に開発された4.8L V10エンジンは、最高出力552PS、0-100km/h加速3.7秒、最高速度325km/hを達成。最高速度としては日本車でナンバー1とも言われています。
3.ホンダ NSX
2006年に一度販売終了したNSXでしたが、2016年に待望の復活。現在新車で300km/h以上の速度を出せるのは、NSXと日産 GT-Rのみと言われています。実は、年間の世界生産台数は2000台で、アメリカでは購入者希望者が多く、納車待ちが2年まで伸びているとか。
NSXの販売が再開されて注目されたのは、2370万円の価格とパワートレインにハイブリッドシステムを採用したこと。エンジンをセンターに置くスタイルを継承し、ハイパワーな走りと軽快なハンドリングが楽しめます。
ちなみに、ハイブリッドエンジンを搭載した車では、日本で最も高い車だそうです。しかし、2016年に復活したNSXも、2022年12月で生産が終了してしまうことが分かっています。初代と比べてあっという間の販売期間でした。
4.ホンダNSX-R GT
ホンダNSX-R GTはホンダ NSXの初代が生産終了した年に限定5台のみ生産されたスペシャルモデルです。限定5台に対して1台が販売されました。価格は現行モデルのNSXを凌ぐ5000万円。
とはいっても、とびきり凄まじいエンジンを積んでいるわけでもありませんし、基本的にはNSX-Rと同じ構造です。もちろんホイールベースやトレッドなどのディメンションに変更が加えられたわけでもありません。
違う部分はスーパーGTに参戦しているマシンとほとんど変わらない形で作られたスタイルです。ノーマルに比べて全長+180mm、全幅90mm拡大された前後のカーボン製バンパーのほか、専用の外装パーツなどを多数装備しています。
5.トヨタGRスーパースポーツ
トヨタTS050ハイブリッドのロードカーとして市販化される予定なのが、トヨタGRスーパースポーツです。もちろんナンバーを取得するために、何かしらの対応はされますが、限りなくTS050に近いものになると言われています。
ちなみに、WECやルマン24時間レースにはハイパーカーの市販車をベースにした｢LMハイパーカー｣といった規定が採用されるため、GRスーパースポーツが24時間レースを走る姿が見られる可能性も。
価格は1億円とも2億円とも伝えられており、限定20台販売される予定です。購入するには「現在所有しているスーパーカーが最低10台以上」「購入予定のスーパーカーが5台以上」「モータースポーツ視聴習慣の有無」「トヨタ2000GTとレクサスLFAどちらかを過去に所有していた」といったハードルの高い条件をクリアしなければいけません。
6. NISSAN GT-R NISMO
日産 GT-R NISMOは世界最速の４WDと言われている車種です。世界のレースを総なめにした日産の名車の後継者として生まれたGT-Rですが、販売開始直後からモーターファンのハートをがっちり掴みました。
販売価格は1870万200円と十分高価ですが、300km/hで標準車+100kgのダウンフォースを発生させる圧倒的な安定性、コーナリング性能を高めた足回り、最大出力600PSのエンジンなどを考えると、国内外では安いと判断されています。
ちなみに2022年モデルは先行公開から約3ヶ月で300台を超える予約注文が入り、予定していた販売数を超えたため、オーダー受付は終了しました。海外のスーパーカーとも渡り合える希少なスーパーカーとして愛されていることが分かります。
7.レクサス LS500h EXECUTIVE
レクサス LS500h EXECUTIVEは現在販売されているレクサスのラインナップの中で最も高い車種です。オプション価格はボディーカラー16万2000円、シート素材、54万円、専用オプション内装色 クリムゾン&ブラックは150万円といった驚きの価格。
本体の価格だけでも1680万円とセレブ向けの車種なことが分かります。そもそもLSはレクサスを象徴する車で、型ヘッドアップディスプレイや高度運転支援技術Lexus CoDriveを搭載しています。
運転支援技術は自動運転レベル2に該当しており、日本一高いフラッグシップセダンということに。その時代の最高技術を備えたのがレクサス LS500h EXECUTIVEです。まさに世界のセレブに愛される名車ですね。
8.トヨタ アルファード ロイヤルラウンジSP
トヨタ アルファード ロイヤルラウンジSPは、国内で販売されているミニバンの中で最も高い車種で、本体価格は1546万円～となっています。価格に負けない内装の豪華さは他のミニバンよりも桁違いです。
ただ、1500万円を超える価格の高さから、月の販売台数は10台未満となっており、中古車としても中々お目に書かれない幻の車種と言われています。
通常のアルファードなら3列目のシートがあるところですが、トヨタ アルファード ロイヤルラウンジSPは3列目のシートを取り払い、2列目のキャプテンシートに考えられる全ての装備を詰め込んだのが特徴です。
9.レクサス LC 500h L package
レクサス LC 500h L packageはレクサス初となるフルサイズクーペのLCです。2017年3月16日に1450万円～という価格で販売されました。販売1ヶ月で目標台数の約30倍もの受注がくる大ヒットとなり、納車待ち半年以上と話題に。
LCは元々高い走行性能を持っていますが、もう一つ特徴的なのが、その燃費の良さでしょう。レクサス LC 500h L packageのパワートレインには新たに開発された「8GR-FXS」が搭載され、THS2を進化させた「マルチステージハイブリッドシステム」も導入。
これによってハイパワーなスポーツモデルとしては驚きのJC08モード燃費15.8km/Lを達成しました。そのため、次世代クーペとも言われている車種です。
10.トヨタ センチュリー フロアシフト
トヨタの最高ランクセダンといえばセンチュリーでしょう。1967年から販売されている車種で、社用車や公用車として販売されるのがほとんど。そのため、トヨタホームページにあるラインナップ一覧にも載っていません。
事実、2006年からは天皇陛下の御料車としても使われているため、車を知らない人でも特別な車として一度は見たことがあったり認識していたりするでしょう。
そのため特別な車らしく、一般の人が購入するには厳しい審査があって、そもそも個人には販売してくれないなどの都市伝説も生まれました。しかし、実際には一般の方も普通の車と同じように購入できます。
まとめ
日本にはさまざまな車がありますが、高級車はどれも桁が違いますね。特に高価なものは限定であったり記念に作られたりしているようです。高級車というと、一般の車に比べて遥かに性能がいいとなんとなく感じている方は多いでしょう。しかし、実際にどこがどれだけ違うのか詳しく知っている人は少ないと思います。高級車と普通車の違いとして真っ先にあげるとすれば性能面でしょう。高級車はエンジンの性能が良く、頻繁に踏み込む必要がないのでゆとりを持った運転ができます。さらに、高級車はステアリング性能が高く、普通車に比べて乗り心地もいいです。ステアリングとは舵取り装置のことで、性能がいいと安定性や静粛性に関わってきます。
