日本では退職後にいくら必要になる?

日本で会社を辞めたあとの生活はどれくらいの金額が必要になるのか?たびたび話題になることですが、これは非常に難しいです。

平均寿命まで生きると仮定した場合であっても、その平均寿命というものがまず確定しないのです。退職後にいくら必要になるのか心配ですよね。

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この記事では退職後にいくら必要になるのかを考えていきます。退職後のお金のマネジメントについて一緒に考えてみましょう。

平均寿命は確実に伸び続ける

医療は進歩をやめることをしませんから、平均寿命はどんどん伸び続けるでしょう。

現在60歳の人であっても、今後生きている間に平均寿命は伸び続けますし、現在20歳の人ならばなおさらです。

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つまり、現在の平均寿命よりもさらに長い平均寿命を想定しておくべきと言えるわけです。
最低でも90歳くらいまでは生きる可能性があると思っておいた方が良いです。

年間の支出の概算をしてみる

年間でどれくらいの支出をするか?という部分が必要ですが、その部分は人によって大きく違います。
一人暮らしの人がいれば、夫婦で生活をしている人もいます。

また、どのくらいの生活水準を維持したいのか?という点も無視できません。

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これまでの自分の生活を見直してみると、年間でどれくらいの生活費がかかりそうかがだいたい見えてきます。

そして、退職をした後の年数分を掛けるということをしていくと、だいたい必要な金額が見えてくると言えます。

定年退職が65歳だとして、90歳くらいまで生きると仮定すれば25年間は必要なわけです。年間の生活費が仮に100万円くらいかかりそうだとしたら、2500万円は必要になるといった計算になります。

ただ、これは生活費のみなので、現実はそれ以外でも医療費などがかかわってきます。
医療費に関しては事前に具体的な金額が予測しづらいため、具体的にいくら必要か?というのがなかなか出せません。

平均という数字であれば、保険を適用した場合の数字では1人あたり100万~数百万円程度は想定しておくと良いです。

年金や退職金の分も考慮してみる

年金や退職金は退職後の収入になるので、これを概算した金額から差し引く必要があります。

年金の額は90歳くらいまで生きると仮定して、それまでのトータルの支給額を出してみましょう。
支給額自体が変動する可能性もありますが、それは予測が難しいので、とりあえず無視しても構いません。

退職金が出る会社に勤めている場合にはその額を把握しておくべきです。その金額を概算して出した生活費と医療費などの合算金額から引くのです。

そして残った金額が老後に必要な金額のだいたいの額になりますから、退職する前にそのくらいの金額を貯めておくということを考えておきましょう。

まとめ

退職後に必要となる金額に関しては平均寿命という不確定要素がかかわってくるため、そこで予測が難しいです。

ただ、老後の生活費や医療費をだいたい予測して、年金の支給額や退職金などを把握することができれば、おおよその数字は出せます。

いくらい必要か?というのは、ケースバイケースでかなり金額が変動するはずなので、具体的にいくらと断言できるわけではなく、各自で算出するというのが望ましいでしょう。

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